凍える冬の救世主。ユニクロ vs glimmer【Vol.3 インナーベスト編】

冬のアウター探し、進んでいますでしょうか。実はここ数年、日本ではヘビーアウターが売れにくくなっているそう。それは、もちろん日本の気候的に寒さのピークが短く、そして暖かくなっているのに加え、あるアイテムが一般的に普及したことも影響しています。

それがダウンや中綿のインナーベスト。これを春秋に着るようなややライト目のアウターに合わせて着用することで、冬にも延命できるんですね。

特にメルトンをはじめとするウールたっぷりのコートは温かく上品でかっこいいのですが、価格も高いわりに着る期間が限られるし、ずっしりと重たいしでやや敬遠される理由も分かります。

東北ではなく、関東圏から西側の冬であればこのインナーベストさえあれば、まさに今着ている薄手のコートでも十分に冬を乗り越えられるはず。

今回はユニクロの定番アイテムと、glimmerからも発売されたインナーベストの比較です!

UNIQLO「ウルトラライトダウンベスト」

ユニクロの超定番アイテム、ウルトラライトダウンのベストバージョンである「ウルトラライトダウンベスト」。個人的にも昨年の冬から愛用しているアイテムなので、わりと思い入れのあるアイテム。

生地感

表面のポリエステル生地はわずかに光沢が有り、上品な印象。細い繊維で作られており、縫製も丁寧にされているので、中のフェザーが抜け出る心配もなさそうです。

ただ、表面に光沢がある分、外に合わせるアウターによってはやや悪目立ちしてしまう恐れも。

★ ★ ★ ★ ☆ (4/5)

シルエット/デザイン

首元ははハイネック仕様。温かさをキープする上で首元は非常に重要。血管が集まる部分に加え、風が入り込みやすい部位なので、ここがしっかり守られていると、体温が逃げず非常に温かい。

しかし一方、冬によく着るハイネックやタートルネックのニット、Tシャツなどは鑑賞してしまうので、個人的にはネックが低いほうが汎用性は高いかな。このあたりはご自身の手持ち服との相性次第。

ポケットはジップ付き。細やかな心遣いが感じられる使用です。

実際に着用するとこんな感じ。下には長袖のロンTを合わせてみました。着丈もちょうどよく、トップスとボトムスの間をしっかり埋める程度の着丈はあります。

引くと、こんな感じ。やや特殊なアイテムですが、色味さえ合わせれば、普段のコーディネートにも自然に取り入れることが可能です。

★ ★ ★ ★ ☆ (4/5)

価格

価格は3,990円。もう一着厚手のコートを買うとなれば、数万単位になってきますが、それを考えるととてもリーズナブル。ただ、中綿のタイプのベストと比較するとやや高め。

★ ★ ★ ★ ☆ (4/5)

glimmer「インナーベスト」

生地感

生地感はナイロンを用いたマットな質感。これといった特徴はありませんが、ユニクロに比べると、やや高級感という観点では劣ります。

★ ★ ★ ☆ ☆ (3/5)

シルエット/デザイン

ユニクロのベストと異なるのはハイネックではなく、クルーネック仕様になっている点。これによりどんな服と合わせても干渉せず使い勝手が、ぐっと向上します。

前裾にくらべ後裾が長めのダックテール仕様になっており、シャツとの相性も◎

ボタンはスナップボタン。ちょっと固めなので、着脱がやや手間取ります。ここはジップのほうが便利ですね、、、

胸元にはポケットが付いておりデザインのアクセントに。上にアウターをはおらずとも、そのままでも使いやすいデザインです。

実際に着用するとこんな感じ。インナー等はユニクロと同じですが、ネック部分によって印象が随分異なります。こちらもスッキリとしていて良いですね。保温性はダウンのほうが上ですが、こちらのほうがボリュームが少なく着ぶくれしない点も嬉しい。

★ ★ ★ ★ ☆ (4.5/5)

価格

価格は1,890円(Tshirt.st販売価格、執筆当時)なので、ダウンと中綿という素材の違いがあるので、ユニクロダウンに比べると安価。まずインナーベストを試してみたい方は、こちらから始めてみてもよいかもしれませんね、、!

★ ★ ★ ★ ☆ (4.5/5)

引き分け!

12点対12点で、今回の対決は両者引き分け。ダウンと中綿ということで若干ジャンルが違うだけに比較が難しいですが、純粋な価格、デザイン、機能性を加味すると引き分けに。

数あるユニクロのアイテムで、売れ筋の商品ということは高い倍率を勝ち抜いているだけあって、とにかく完成度が高い。その中で、glimmer製品もよく健闘していると感じます。

より保温性を求めるのであれば、ユニクロのダウンベスト。主に室内での使用が多かったり、軽量性、扱いやすさを求めるのであればglimerが良いかなと感じました。

どちらを選ぶにせよ、アイテム自体としてこの冬活躍してくれることは間違いないので、まだインナーベストを持っていない方は、ぜひお試しください。温かい冬が’約束されるはず。






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