みんなが意外と知らない、プリントTシャツの裏側

gori.meさんに記事掲載いただきました。
https://gori.me/review/118054


伝統的な技法「シルクスクリーン」を現代技術で効率化!オリジナルTシャツ作りの裏側を見てきた

ゴリミーは今年で10周年。ある日、これまで僕が3戦全勝を収めている「白Tシャツ VS 乳首」企画でお馴染みの無地のTシャツメガショップ「Tshirt.st」からとても素敵なオリジナルTシャツを提供していただいた!

とても良い感じ!”ゴリ感”が溢れていて最高!

ただ……、何度も着ているうちに色褪せてしまい、少しみすぼらしい状態に。
乳首が気になる

近くで見ると結構色褪せているし、乳首も気になる
色褪せているし、乳首も間違いなく立っている

個人的にはデザインが気に入っているので読者プレゼントにでも、と思っていたのだが、さすがに色褪せるTシャツは配れない。10周年だし!

そこで、Tshirt.stの運営元である株式会社DAQのCEO、後藤鉄兵さんにダメ元でお願いしてみることに。

g.O.R.i「色褪せないTシャツみたいなのって……作ることできませんか……?」

後藤さん「できますよ!」

g.O.R.i「できるのか!」

後藤さん「しかもオリジナルイラストでできますよ!作りましょう!」
というわけで、本日は岐阜にある「Tshirt.st」のプリント工場「OriginalTshirt.st」のプリント工場にお邪魔して、実際にゴリミーTシャツを作る過程をすべて見させてもらったので、紹介する!

プリントする元画像は粗くてもOK!グラデーションもOK!

これまで僕が着ていたゴリミーTシャツは、インクジェットプリンターを利用したもの。わかりやすく言うと、Tシャツを巨大プリンターの下に設置し、紙のように印刷してプリントする手法。

1枚から作ることができ、1枚あたりの単価が安いことがメリットだが、色褪せてしまうなどの耐久性の問題やデザインできる幅の限界がある。

今回作っていただく新しいゴリミーTシャツは、シルクスクリーンと呼ばれる手法を利用する。

これは、インクが通過する穴が開いた版を用意して色を重ねて塗る、という方法。技法そのものは珍しくはないが、最新の製版技術を取り入れることによって効率化を図っているという。

過程その1:プリントデザインをデータ加工する
まずは印刷したいデザインをデータ加工するところから始まる。理想のオリジナルTシャツを作るためには元データの正確性が制作工程に大きく影響するため、非常に重要。

今回、僕が使用した元データはこちら。小さいし、GIF画像なので無駄に粗い。さらにグラデーションもある。

OriginalTshirt.stを運営する株式会社COTS代表取締役を務める村瀬晋路さんに聞いてみた。

g.O.R.i「こんな小さくて粗い画像だと無理ですよね……」

村瀬さん「問題ないですよ!まずはイラレで曲線が滑らかになるようにトレース作業を行いますね!」

曲線が滑らかになるように表現するだけではなく、色合いも正確に再現する。そして元データにあるグラデーションも再現できるという。

g.O.R.i「グラデーションって再現できますか……?」

村瀬さん「もちろんです!ドットに置き換えて再現します!」

確かに画面上でもグラデーションが再現されていることが分かる!

配置やサイズなども調整し、次の工程へ!

過程その2:Tシャツにプリントするための版を準備する
次に、Tシャツを刷るために版を用意する。先程準備したデジタルデータをもとに着色するカラーごとに必要。僕の場合、グラデーションを含む5色を使ったため、5種類。

各色ごとに使う版

版は1枚ずつプリンターで作成。デジタルデータから版の作成できることによって大幅な時間短縮を実現している。

先程入稿したデータが印刷用のコンピューターに表示されている。

設置完了!あとは印刷されるのを待つ!

着色時のインク詰まりを回避するために、印刷された版は都度拭き取る。手作業で行うからこそ、非常に丁寧な作業が求められる。

版が1枚完成!残り4つを完成させ、ついに実際に刷る工程へ!

過程その3:版を使って実際にプリントする
版が完成すると、ついに印刷工程に入る。ここからは、職人さんが先程準備した版を使って色を塗ってもらう。

と言っても刷り始めるまでの作業が極めて重要。印刷作業は予めセットされたTシャツの上に版を重ねて刷る、という工程を繰り返すのだが、効率的に版を移動しつつも版ずれを防ぐため、Tシャツおよび版の位置合わせは極めて重要。

Tシャツの位置も丁寧に調整。

そしてその上にすべての版が一切ズレることなく完璧に重なるように版の位置を調整する。5枚分すべて。

この職人さんはこの道15年というベテラン。慣れた手付きで丁寧かつ慎重に調整を繰り返す姿がとても格好良かった……!

着色するための色はインクはデジタルデータをもとに、職人が調色表を見ながら勘で混ぜて作る。

その水性インクを1色ずつスキージに盛り、乾かないように「被せ技術」という職人技を駆使して何度も刷る。
インクを用意している様子

「被せ技術」を実践している様子

一見簡単そうに見えるが、力の入れ加減が非常に難しく、印刷工程までのその他の作業をすべてやっていただいた村瀬さんでさえも「被せ技術だけはできない」と語っていてた。まさに匠の技だ……!

塗っては乾燥させ、塗っては乾燥させ、の繰り返し。乾燥は全自動。レールに乗って動く走行式乾燥機を使用する。
要は”動くコタツ”みたいな仕組みだそう

印刷は1色ごとに約3回行われ、特に色が出づらい黒いTシャツは回数が多かった。逆に白いTシャツは2回で完成する場合もあった。

グラデーションも見事なまでに再現されている。

ゴリミーTシャツは合計5つの版を使用。これまでの作業を5回分繰り返す。

色褪せづらい、高品質のゴリミーTシャツがついに完成
全行程が完了し、ゴリミーTシャツがついに完成した。

こちらが完成した黒バージョン。
色のコントラストがビビッド

白バージョン。
色の発色が非常に良く、眩しいぐらい

冒頭で紹介した、インクジェットプリンタで印刷したTシャツと比較してみよう。その違いは一目瞭然である。
Tシャツの生地は同じなので僕の乳首は通過する

ここまでの工程で数時間は掛かっていて、何気なく着ているプリントTシャツの裏には丁寧な仕事が隠れていることを知る貴重な機会となった。

実際にインクジェットプリンタで印刷し、20回近くは着ているであろうTシャツと比較すると、その違いは一目瞭然。その後、何度も着ているがやはり色褪せない。

シルクスクリーンだからこそ、何度も気に入ったデザインを楽しめるオリジナルTシャツとなった。

今回、僕が作っていただいたTシャツは5つの版を使い、合計40枚しか刷らなかったため、1枚あたりの価格は約5,000円程度になるという。

ただ、枚数を刷れば刷るほど1枚あたりの価格は安くなる。多くのファンを抱えているバンドがバンドTシャツを作る場合は、今回のように複数色を使っても原価を抑えることができる。

多くの利用者は1色で作る場合が多いらしく、1色10枚から作ることができ、その場合の価格は1枚あたり1,400円程度。学校のクラスTシャツであれば、40名程度いるとして1枚あたり1,000円前後で作ることができる。

最近はオリジナルTシャツを作る企業も少なくない。「Original Tshirt.st」なら画像が粗くても、グラデーションがあっても、複数色を使っても伝統的な技法と現代的な技術を組み合わせて丁寧な仕上がりが保証されるので、興味ある人は是非活用してみるべし!

Tシャツがすぐ届く!激安通販Tシャツメガショップ – Tshirt.st

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