実際に比べてみました。『キャンプの時に着るTシャツ』

今年もいい季節になってきました。本格的なキャンプシーズンの到来です。さて、キャンプを嗜む皆さんにとって、その魅力って何でしょう? 自然と触れ合うこととか、キャンプファイヤーとか、美味い酒とか、色々あると思いますが、ウエアやギアにこだわることもそのひとつじゃないでしょうか。というか、僕の場合どっちかっていうとそっちがメインかも。すごく機能的なものだったり、理に適ったアイテムだったり、デザイン的にも優れていたりするものを使う楽しさ。そういうのって、ありますよね?ということで今回は、キャンプの時に着るTシャツにフォーカス。実際にキャンプに行って試してきました。今回持っていったのは以下の6着のTシャツです。

・Icebreaker(アイスブレーカー)
・MXP(エムエックスピー)
・Champion(チャンピオン)
・CAMBER(キャンバー)
・HEAVYWEGHT COLLECTIONS(ヘビーウェイトコレクションズ)
・NIGEL CABOURN(ナイジェルケーボン)

01. Icebreaker(アイスブレーカー)


とある登山家さんに聞いたことがあるのですが、過酷なアウトドア環境で一番頼りになるのは、化繊素材のハイテクアンダーウエアではなく、天然のウール素材なのだそうです。上質な天然ウールは保温性が高い上に通気性も高く、暑い時でも寒い時でも適温に保つ効果があるのだとか。しかも乾燥もしやすいから体が冷えることも少ない。そしてさらに匂いも抑えてくれる。本当に頼りになる素材なのだそうです。Icebreakerはそんなウールの素晴らしさに注目したブランド。ニュージーランドの南アルプス標高1,800mで育てられるメリノ種羊の原毛が原材料で、薄手でありながら保温性と湿度調整に優れたアイテムです。愛用している人たちから散々その素晴らしさを聞いてはいたのですが、実は実際に着用したのはこれが初。感想は…まさに噂に違わぬ着心地! ちなみにこれはナイロン芯にメリノウールを巻きつけた糸を使ったアイテムで耐久性も高い。メリノウールならではの自然がもたらす機能性をキープしながら、キャンプなどでも活躍するアイテムというわけです。

天然由来の成分で染めたインディゴカラーも風合いがあっていい感じです。この日はちょっと汗ばむ陽気だったのですが、全然不快感がなく、普通のコットンTだと夕方くらいになるとニオイが気になったりしていたのですが、全くそんなこともない。さら〜っとした着心地ですごく快適。ちょっと高いっていうところは否めませんが、、、耐久性も高いこれなら費用対効果は悪くないかも。これからの季節、すごく重宝するアイテムだと思いますよ。<POINT!!>・吸水速乾性が高い・臭わない・着心地が軽くて気持ちいい・ちょっと高級感があって大人な感じ

02.MXP(エムエックスピー)


宇宙航空研究開発機構 =JAXA(ジャクサ)との強度開発で誕生した素材を使っているブランド。なんかそれだけでもうすごい感じしますよね? 特にMXPは消臭という機能に特化。『マキシフレッシュ』というオリジナルの素材をJAXAと開発したのです。(ちょっと話のスケールが壮大なので、もっと詳しく知りたいかたはこちらをチェック)さてこのTシャツは中でも人気の高いドライジャージ ビッグティーウィズポケット。昨今流行りのヘビーウエイトな素材を使用していてシルエットも大きめ。機能に優れているだけでなく、すごく今っぽいセンスも備えたアイテムなんです。JAXAと開発した素材ですから効果のほどは言わずもがな。僕が嬉しかったのは見た目もおしゃれだっていうことと、生地が厚手で耐久性が高くキャンプにももってこいなところでした。デザインがシンプルだから使い勝手も抜群。これはストック確定。ワードローブの定番として活躍しそうです(ちなみにファッションとして着るなら1サイズ上を選ぶのがオススメですよ)。<POINT!!>・臭わない・タフ・おしゃれ

03.Champion(チャンピオン)

続いてはチャンピオンです。これまでの2つとはうって変わってどクラシック。シンプルなコットン100%のTシャツなので、特に機能性などはありません。実はこのTシャツ、古着で購入したもの。ざっくりとドライタッチのコットン生地で、シルエットが幅広だからリラックスして切られる。あとは何と言っても気兼ねなく着られるってこと。汚れても別にいいや、っていうアイテムなので、こういうシーンではすごくいいんですよね。正直、先に紹介した2つはとても機能的ですが、気兼ねなく着られる代物かと言われるとそうじゃない。土の上に寝っころがろうがそのまま川に入ろうが、なんでも来いっていうのはこっちです(笑)。<POINT!!>・タフ・イージー・おしゃれ・汚れが気にならない(汚れてもいい)

04.CAMBER(キャンバー)


続いてはお馴染みの、CAMBERのマックスウェイトTシャツ、、、なのですが、これは一味違う。

の角が丸いんです。普通のやつはカクカクしたホームベース型なんですね。これはハイスタンダードというお店の別注もの。どうでもいいといえばどうでもいいかもしれませんが、これだけでちょっとクラシック感というか、イージーに作っていない感じというか、きちんと作られている感が出るんですよね。ものとしてはというと、とにかく丈夫。生地がとても厚くて、打ち込みもしっかりしているので耐久性がすごいんです。生地にかなりハリがあるから肌にまとわりつかなくて涼しいのも特徴ですが、反面、若干汗を吸いにくいというデメリットもあり。インにタンクトップやユニクロのエアリズムなどのアンダーウエアを着るとちょうどいいかもしれません。<POINT!!>・タフ・こだわり感がある・汚れが気にならない・体にまとわりつかないから意外と涼しい

05.HEAVYWEGHT COLLECTIONS(ヘビーウェイトコレクションズ)

最後にこちら。ビームス別注のヘビーウェイトコレクションズです。1996年にJay Durkeeによって立ち上げられたTシャツブランドで、立ち上げ当初は大手デパートのJC Pennyの別注としてヘビーウェイトTシャツを企画・営業していました。今は直営店とオンラインストアのみで展開しているブランドです。made in U.S.Aの肉厚な生地は、結構タフに着ても伸びにくいしヘタレにくい。シルエットはゆったりしていてリラックスして着られるし、今っぽい。インラインにない<BEAMS T>の別注色っていうのもいいところです。まだまだ夜は肌寒いですから、やっぱりこういったロンTも必要ですね。<POINT!!>・タフ・こだわり感がある・ヘタレにくい・ラク・おしゃれ

ちなみに…


写真に写っていたテントはアメリカのブランド〈nemo〉のワゴントップ4p。軽くて丈夫。広い仕立てやすい。中で立てるし、家族4人で寝るには最高のテントだと思いますよ。
それとキャンプで大事なのはフットウエア。僕のオススメは、ブランドストーンのクラシックス。本革を使っていますが防水性が抜群。タフだし歩きやすいし脱ぎ履きもしやすい。なのに見た目に洗練性がある。オススメです。





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