ところで、「カットソー」ってどんな洋服だっけ??

灼熱のシーズンを経て、七分丈や長袖ボーダーのカットソーが快適な気候になってきました。
ところでふと気になったのですが、当たり前のように呼んでいるこの「カットソー」。
かっと、そー、カットソーっていったいどういう洋服のことなのか……あらためて考え出したら、ちょっとよくわからなくて。
いつか説明しなきゃならない時のために調べることにしました。以下おつきあいください。

カットソーって何?

時間のないあなたのために先に答えを書いておきますと、カットソーとはつまり……「編み物(織り物と区別して)を切って(cut)縫った(sewn)服」です。

編み物と織り物の違いって?

布って「糸」が集まってできていて、その糸をどのように組み合わせるかで生地の生成方法の呼び方が変わるんですね。「布」を「編む(あむ)」のか「織る(おる)」のかで、できあがった布を区別しているんです。
「編み物(あみもの)」というと、「毛糸で編んだセーター」を真っ先に思い浮かべる人も多いかもしれません。
私の大好きなブランド「ループウィラー」は、世界でも珍しい「吊り編み機」で生地を作ります。
今まで意識したことはなかったのですが、生地が「編まれて」いるのですね。一方、こういう感じの衿のあるシャツなんかの生地は「織られて」いるわけですね。織姫様がギッコンバッタンとやっているアノ作業です。
訳知り顔で書いておりますが、「編む」と「織る」の違い、ぜんぜん知りませんでした。

カットソーとは…もうお分かりですよね?

Tシャツは編み物を切って縫っているので、広義においては「カットソー」です。iPodをミュージックプレーヤーというような感じかもしれません。
ちなみに、切ったり縫ったりせず、最初から服の形に編まれる衣服を「ニット」と呼んでカットソーと区別するようです。
でも生地は同じ「編み物」なんですよ。なんかこの辺、こんがらがってきますね。
知らなくても大丈夫だけど、知っているとついつい誰かに言いたくなる豆知識。自分の着ている服が編み物なのか、織り物なのか、なんて普段あまり気にしないかもしれませんが…
一度服を裏返してみてはいかがでしょうか?その生地は編み物?また織り物?ちなみに私、毎日カットソーを着ております。
ようやくなんか理解して着られます(笑)こんな感じで。このエピソードを、皆様のカットソーライフの刺身のツマとしていただけましたら、幸いでございます。



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