自分だけの一着を作る。はじめてのTシャツDIYに挑戦【注文編】

ファッション、というより「服」そのものが好きな方は、きっと共感してくださると思うのですが、沢山の服を見続ける中で「自分だけのオリジナル」が欲しいという想いが芽生えてくるのですよね。

そこで検討し始めるのが「オーダーメイド」。個人ベースでオリジナルを作る、最も手っ取り早い方法です。とはいえ、ファーマルウェアのスーツやコートなんかでは割と一般的ですが、カジュアルウェアになると、なかなか少ない。

そんな時に思い出したのが、中高の学園祭で作った揃いのクラスTシャツ。あれこそ、まさに最もシンプルなオーダーメイド。あれからもう数年経ちますが、再び自分自身のオリジナルTシャツを作りたいという気持ちがふつふつとわきあがってきました。

新店ではDIYキットを販売中

そんな想いを叶えてくれるのが、Tshit.st。実は先日、一般の方にもっと気軽に購入していただける兄弟店を新たにオープン。

そちらでは、これまでも扱っていたバリエーション豊富なTシャツはもちろんのこと、もっとTシャツを楽しんでもらえるようにと、シルクプリントを自宅で体験できる「スターターキット」発売。

今回は、実際にTシャツDIYを体験させていただくことになりましたので、少しでも皆さんの参考になればと、実際にどんな感じで注文〜プリントしたのか、その過程をレポートできればと思います!

まずはDIYセットを注文

Tシャツのシルクスクリーンプリントに必要な製版、インク、スキージ、ヘラがすべてセットになった「TシャツDIY スターターセット」(アイテムは単品購入可能、ボディTシャツは別途購入)。

インク以外は共通で、インクのカラー全6色(ブラック・ホワイト・レッド・イエロー・ブルー・グリーン)から選択します。僕はブラックのインクセットを購入しました。
TシャツDIY/スターターセット

ちなみに一度版を作れば、新たにインクとボディのTシャツさえ購入すれば、何度でも使用可能。複数人で同じTシャツを作りたい場合なんかは、業者さんに逐一発注するよりもかえって安上がりになるかもしれません。(価格は2020年11月末現在 税込み7,980円)

デザイン決め、製版へ

家庭用のシルクスクリーンプリントのキット自体は、他にも発売されているのですが、Tshirt.stの違いは「デザイン〜製版」という最も素人に難しい工程をすべてまるまる引き受けてくれる点。

実際に注文した後は担当の方とメールでやり取りをしながら実際にプリントするデザインを決めていきます。

今回は、以前イラストレーターの方に描いて頂いたイラストを使用。プリントの仕様上、細やかなデザインはプリントの際に細部がインクの滲みで潰れてしまう恐れがあるので、なるべく簡素なものがオススメだそう。

AdobeのIllustrator・Photoshopファイル、.jpg、.pngなどデザインの入稿方法もフレキシブルに対応。 Illustratorなど専門的なツールをお持ちの方は、最初のメールに添付されているテンプレートファイルを利用して、自分でロゴやアイコンを作ったり、色々こだわって配置してみるもよし。

「デザインなんてできないよ…」「ツールをもっていない」という方でも、もちろん大丈夫。画像ファイルを送って、サイズと位置を大まかに伝えれば、あとはよしなに仕上げてくれるのです。

また、こうしたイラストなどの画像以外にも、白い紙にマジックで手書きしたイラスト(を写真にとって送る)でも可能とのこと。誰でも、プロの手を借りながら、自分の思い描くデザインに仕上げていけるのは非常に嬉しいポイントですね。

何度かメールのやり取りを繰り返し、最終的に版のシミュレーションを送っていただけるので、OKであれば発注し、到着を待ちます。このやり取りも、手作り感があって楽しいです。

数日後…自宅に到着

注文・メールのやり取りからおおよそ3,4日後、自宅にキットが到着。オーダーなので1,2週間かかるのかな、と思っていたので、思いの外早くてびっくりです。

中身は’スキージ(実際にインクを刷る器具)とヘラ。

シルクスクリーンプリント専用のインク。

そして、実際に完成した版がこちら。当たり前ですが、きれいに仕上がっていてすごい…!この版自体も市販のものとは異なり、メッシュのテンション(引っ張りの強度)が高めになっており、よりきれいにプリントしやすくなっているそう。

次回は実際にプリント

少し長くなってしまったので、今回はここまで。次回は実際に届いたキットを使って、イラストをTシャツにプリントしていく工程をご紹介致します。お楽しみに!



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